会社で勤めていたりすると、毎年数名出来る後輩とブラックリストの様な「こいつはヤバい」という後輩もいたりしますよね。
- 言っても言う事を聞かない
- 注意しても屁理屈を言い返してくる
- 態度が悪い など
いろいろありますが、今回はせっかく注意しても変に屁理屈を言い返してくる後輩の
- なぜこんな事を言い返してくるのか?
- なぜ後輩たちはどういう心境なのか?
- どういう対処をすればいいの?
を紹介したいと思います。
率直に、こういう屁理屈を言う後輩は非常にムカつきますよね。
新入社員にこの様な屁理屈を言うタイプがいれば、上司として先将来が非常に心配ですよね。
どういう風に指導すればいいのかを紹介したいと思います。
1.なぜ屁理屈を言い返してくるのか?
(1)自分を正しいと主張したい
①器が小さい
屁理屈を言う人は、自分を正しいと主張したい気持ちが強いせいで、自分の思っている以外の意見を受け入れることが出来ません。
人からの意見やアドバイスも攻撃や指摘という捉え方しか出来ないので、勿論チームプレイや協力して業務を進めるという事も難しく、新入社員にこの特徴があれば、非常に先が不安になる要因の一つです。
②自分は頭が良いと思っている
こういう人の特徴としては、まず自分は絶対に間違っておらず、人よりも優れているという風に思う傾向が強いです。
自分にしか納得することが出来ない理由で自分の方が正しい意見を言っているというマインドになりがちです。
③他人に認めてほしいと思っている
同時に非常に承認欲求が強いことが特徴的です。
上記の二つもそうですが、自分が正しいと思う反面、認めてもらう為に本人としては頑張っているつもりというところもありますが、皆さんから見るともちろん空回り、むしろマイナスのようにしか見えないですよね。
(2)プライドが高い
①悪いところを認めない
あなたも経験ないですか?
ミスや注意事項を指摘した時に、自分のせいでは無いですよアピールが凄い感じを感じたことないですか?
何ならあなたに少しでもミスした部分が無いか探して反論してきます。
良く思われたいが故にミスを無い様にしますが、完全に逆効果ですよね。
②謝ることが苦手
こういう人は謝ることイコール負けという捉え方をしている人もいます。
心の中では自分が悪いと思っていても、謝ることを負けと思っているので決して謝りません。
中には逆切れしてくる人もいるでしょう。
(3)口が達者
①否定的な言葉ばかりを使う。
基本的に自分に自信は無いが自分の事が好きで自分を守るために言葉で身を守る為に言葉が巧みになっていき、自分を守るために相手に見下げられたりしない様に否定的な言葉を使う様になります。
2.屁理屈をいう人の心境は?
(1)負けず嫌い
①虚栄心が強い
負けたくないという気持ちから見栄を貼ってしまう事が非常に多くあります。
周囲に劣っていると思われたくないので、実際に持ち合わせていない実力以上のものを見せようとしてしまいます。
②指摘はされたくないけどアドバイスは好き
傲慢心が強めなので、人の上に立ちたいという願望も強いです。
人から指摘されるのにはすごく嫌そうな顔をされますが、その半面少し相談されるといちいち解決策を提示してくれ様と努力してくれる一面もあります。
(2)コンプレックスがある
①完璧主義感が強く、理想は高いが、自信がない
自分が不完全な事を感じていて、自分の出来ないことを理解しているので何とか取り繕うとします。
こうでないといけないという思想も強いので柔軟な思考になりにくいところと、何とか取り繕いたいところから屁理屈を言います。
(3)ありのままの自分を出さない
①臆病な感が強い
先程のコンプレックスに繋がりますが、自分が完璧ではない事を理解しています。
なので、ありのままを自分を表現すると嫌われてしまったり、よく思われないという風な気持ちからありのままの自分を出してきません。
3.どういう対処をすればいいの?
(1)相手を理解する
まず相手の事を理解してあげるのが大切です。
先程の心理状態の説明から相手がかなり自分に自信が無く、臆病という事を理解した上で接しないと相手にバリアーを貼られてしまってはこちら側の指摘も聞いてくれるはずがありません。
なので、まず相手に心を許してもらえる存在にならないといけません。
相手を肯定してあげたり、なるべく話しかけまずは仲の良い相手になるところまで持っていきましょう。
(2)指摘する
相手にある程度の話を聞いてくれる様な相手になってから指摘をしましょう。
そうでないとまた屁理屈返しに合うだけです。
屁理屈を言っている人は自分が屁理屈を言っているという認識はありません。
なので相手との関係性が出来てきてから、「それは屁理屈だよ」となるべくソフトに優しく言ってあげることも必要です。
指摘を受けたことにより自分が屁理屈を言っていたと気づき、相手は言葉に詰まって黙り込む可能性があったり、意識して徐々に屁理屈が減っていくこともあります。
まずは気付いてもらうことが大切です。
相手との関係性が出来るまでに、指摘をすると猛烈な屁理屈に合い、聞いてほしかった指摘も聞いてくれなくなり、しまいにはもう駄目だとあきらめなければならない結果にもなります。
(3)論理的に会話をする
「屁理屈な人と論理的な話をするのは無理じゃないの?」
と思う人もいるかも知れませんが、屁理屈な人と論理的な人の決定的な違いは第三者が聞いても理解できる内容を話しているか話していないかによります。
なので誰かに聞いてもらいながら論理的に話してみれば、同時に屁理屈を言う人にアプローチを掛けることも出来ます。
多少屁理屈を言う人の性格からすればダメージを受けるかも知れませんが、確実に今後は意識することになる事象になるでしょう。
(4)放っておく
最終手段は放っておく事。相手にしないことです。
屁理屈を言う人は誰か面倒を見てくれる人がいなければ孤立していきます。
退職の道を歩むこともあるでしょう。
しかしそれまで自分の悪い部分に気付く事象があればきっと治っていく事もあります。