社会人一年目で事務職を経験した人であれば、誰でも電話がワンコールなれば
「自分が取らなければ」
「若手がいなかったら自分が取らないと」
という意識になりますよね。
昔であれば、新人や女子社員の仕事という認識がありましたが、最近の新入社員は電話を取る気が無かったり、なぜ電話は新人が取らないといけないのかというコメント迄してくる新人もいるでしょう。
今回は
- なぜ最近の新入社員は電話を取らないのか?
- どうすれば電話を取る様になるのか?
という事について紹介したいと思います。
近年少しづつこういう子達が増えているので、早めに会社も対策を打った方が得策です‼
1.なぜ新入社員は電話を取らないのか?
(1)直接話すことに慣れていない
最近入社してくる子たちは、ゆとり世代且つSNSがあって当たり前の幼少期を過ごしている年代です。
勿論小さいころからスマートフォンを持っている子も多いでしょう。
SNSの発達によって、直接会って話をしなくても、LINEなどで遠距離でも文面上のやり取りが可能となり、直接話をする機会が格段と減ってしまいました。
緊張するタイミングや友達と喧嘩した時の仲直りの瞬間など直接が難しい時はLINEなどで文面上のやり取りをする癖がついています。
なので勿論話したことの無い人とは文面上でのやり取りは可能ですが、緊張する様な局面は勿論文面でのやり取りしかしていないので基本的に会話を避けようしたり、苦手意識を持っています。
(2)見知らぬ人と話すことに抵抗を感じている
知らない人に声を掛けないといけないシチュエーションは誰しも経験したことがあると思いますが、コミュニケーションを取るのにSNSを頼ってきた世代は、極端にこのシチュエーションが苦手です。
彼らからすれば、誰が出るとも分からない電話を取って、何を話されるかも分からないとなると不安でしかないでしょう。
(3)出たところで対応に自信が無い
電話での対応は、様々な対応がありますよね。
問い合わせや電話交換、クレーム対応など様々な電話がありますが、突発的に行われるこのやり取りに最近の新入社員は自信がありません。
電話対応は確かに簡単な様でも会社の代表としての対応をすることになるので、確かにプレッシャーが掛かり対応に自信が無くなるところも理解できるでしょう。
(4)電話対応の優先順位が低い
電話が鳴っていても
「僕忙しいので」
という事を言う新人もいます。
根本的に電話対応は新人のする仕事という認識が薄く、何でしないといけないのかぐらいに思っている人もいます。
なぜ電話対応は新人がする仕事なのかを教えてあげる必要もあります
2.どうすれば電話を取る様になるのか?
(1)新人が取る理由を教える
この「ゆとり世代」と言われる世代は良くも悪くも理由を大切にします。
「何の為にするのか?」
をしっかり教えてあげれば、歯車が嚙み合ったかのように勢いよく頑張ってくれる時だってあります。
(例)
- 営業や挨拶回りの各業者との対応の練習として電話対応をしている
- 会社の位置づけやどういう会社と関連性があるかを覚える為にしている
- 自分よりも上司たちの方が業務を抱えており、業務の抱えている量が少ない新入社員が少しでも周りの負担を減らすために電話を取る
などいろんなする理由があると思います。
様々な角度で教えてあげれば、積極的に取り組んでくれるので教えてあげましょう。
(2)電話対応の講習、研修を行う
上の内容でする理由としては充分ですが、ゆとり世代の苦手としている直接話すという部分は解消できていません。
なので直接の講習や研修を社内で電話に慣れるまでの期間は実施する必要もあります。
年配の方であれば
「こんな事自分たちの若いころならしなくても出来ていた」
という人もいるかも知れませんが、こういうことをしないと新入社員の電話を取る自信が出来ません。
なのでめんどくさい電話も上司が取らないといけなくなったりします。
今の時代の子たちの育て方という観点でこういう講習を取り入れてみるのも良いでしょう。