「これだけは許せないな」
「もう我慢の限界」
という風に上司に対して思ったことはありませんか?
何処の会社にも1人は、部下たちのことを考えず、づけづけと叱ったり、当たり散らしたり、場合によっては、一緒に仕事をした部下を片っ端から精神的に病むまで追い込んだり、うつ病にしたりと、モンスター上司やクラスシャー上司がいるものです。
今回はこの様な
- どうしても許せない上司に逆らいたい!
- 一言物申したいという人
に上司に逆らった場合にどうなるのか。
一言物申した後にどの様な立ち回りをすればいいのかなどを紹介したいと思います。
誰からもどうやっても手に負えない上司もいるものです。
今後の会社の為にも一言言ってやりたいという方には必見です。
1.上司に逆らった場合どうなるの?
早まって一言物申してしまうと取り返しのつかないことにもなるので、まず逆らったらどういう風になるのか良い影響と悪い影響を性格に把握しておきましょう。
(1)良い影響!
①自分の気持ちが言えてスッキリ
まず確実に自分の気持ちがその瞬間はスッキリする事間違いなしでしょう。
今まで為に溜めてきた自分のうっぷんを一気に晴らすことが出来るので爽快感はあります。
更にその内容が職場の中で誰しもが思っていたけど言えなかった事であったり、法的にも問題視されるような内容であれば誰しも
「やってくれた」
と同時に職場の人たちもやってくれたという気持ちになってくれるでしょう。
②上司が態度を改めてくれる可能性も!
可能性は高くはありませんが、あなたが勇気をふり絞っての発言を上司が真摯に受け止めてくれていれば、態度を改めてくれることも可能性としてはあり得ます。
もし改めてくれた場合、多少はその上司との関係性はぎこちない感覚もありますが、普段では芽生えることの無い信頼関係が生まれることもあります。
③部下からの信頼が厚くなる
先程の無い様にもあった、職場全員が言いたいけど言えなかったという内容であれば、その後上司や上層部から
「あいつは上司に噛みつくやつだ」
という悪評が回ったとしても、自分より年下の部下から
「あの先輩は私たちの言いたかったことを言ってくれる」
と密かに部下からの評判を集めることになるでしょう。
例え当面は上司からの評判が悪くなっても次期にいなくなっていくわけですから、自分の後についてくる部下たちはあなたのことを支持してついてきます。
(2)悪い影響!
もちろん上司に逆らう行為は諸刃の剣で、悪影響も確実にあります。
①上司との関係性が悪化
自分が反論や逆らった上司と関係性が悪くなる可能性があるのは理解が出来ると思いますが、その上司が会社の中でどの様なポジションなのかが大きな争点となります。
役職者の場合は、会社の中での自分の立ち位置が危うくなるのは確実でしょう。
課長や係長などの役割がある場合は、降格もしくは部署の移籍という事や酷い場合では転勤や退職という事も考えられます。
またその上司が役職者と仲が良かったり密接につながっている場合も役職者の場合より少し程度はマシですが、処罰が下る可能性はあります。
どちらにせよ自分の職場での立ち位置が危うくなるのは確実です。
②職場の雰囲気が悪くなる
職場の雰囲気も悪くなります。
今まで何気なく会話が出来ていた職場がちょっとした会話もしずらい雰囲気になったり、少しのミスでもかなり職場がピりつくような感じになったりとかなりシビアで繊細な次期が続きます。
この雰囲気は時間しか癒してくれないので、当面はしんどい状況が続くでしょう。
2.上司に逆らう時のポイント
それでは、悪影響を及ぼすことも加味してなるべく良い影響がだけが反映される様に細心の注意を払って上司に反撃していきましょう。
(1)感情的にならない事!
まずは感情的にならないことが大切です。
①相手と同じレベルに見られない様に!
もちろん上司に逆らうと上司は怒り出すのは確実です。
ですが、その時にあなたも同じように怒ってしまっていてはいけません。
この上司に逆らう時にこの後どれだけ多くの味方をつけれるかが大切で、いくら嫌われている上司でも自分も感情に任せて言っているようでは皆からの信頼も得ることは出来ません。
「どっちを支持しても同じだ」
という風に思われてしまっては、上司に逆らった後にただ気まずい職場になるだけです。
大切な事は、相手がどれだけ怒っていても、皆が思っている事、直してほしいところを冷静に伝えることです。
冷静に感情に任せずに伝えることで
「この人は皆の意見を代弁してくれている」
と認識してくれます。
②会社を辞めてやる的な発言
上司に逆らった時に、昭和のドラマや映画でよく見る
「こんな会社辞めてやる」
という発言はただの勢いに任せても絶対プラスにならないのでやめておきましょう。
何の得にもなりません。
(2)私情ではなく皆の代弁をする事
個人の都合や業務の進め方などの進言は提案程度での発言は許されますが、逆らって迄推し進めるのは、そもそもやめておきましょう。
いまだ上下関係を重んじる日本で上司や目上の人に対して、反する行為は基本的にその人にもその他の周りの人にも良い様に思われません。
第一皆の代弁をするつもりで上司に逆らっていなければ、自分の為に逆らったところでそれは、上司のいう事をちゃんと聞きたくないだけとしか思われません。
ですがその上で、
「皆の不満が爆発しそう」
「職場を退職しようとする人が急増している」
などの原因になっている様な問題が解決に向かう様に上司に逆らう事は出来るのであればした方が良い行為です。
よほど勇気のある人でしか出来ませんが、これからも会社や皆の事を思うのであれば上司に逆らいましょう。
3.今後の立ち回り方!
上司に逆らった後も上司と部下という関係性は変わりません。
何かしらの心のしこりが残った状態で過ごすのもかなり心苦しいですよね。
ここからは上司に逆らった後の一日でも早い上司との関係改善の仕方について紹介します。
(1)ありがとうございますを上手く使う
御礼を増やしましょう。
これから挨拶一つとっても何かにつけて
「話しかけにくい」
という雰囲気がその上司とは生まれます。
向こう側も急にかみつかれて、頭を下げに行ったらプライドが保てないなどの上司の威厳の様な部分もあります。
こちらから謝るのではなく、些細な事でも御礼を増やしましょう。
会話の量が何より二人の間を埋めていきます。
コミュニケーションも大切なのですが、コミュニケーションの前に、この人はもう気にしていないという事を認識させないといけません。
こまめな感謝を伝えてあげましょう。
(2)自分にできる所を努力する
上司に逆らったところで確実に改善されるかというとそうではありません。
基本的に人は変わりません。
人を変えるよりも自分を変える方が早く楽です。
相手に期待したところで待つだけでは何も変わりません。
相手に伝えることは伝えたという程度の認識で、自分に出来ることは無いのか考えてみましょう。
- 部下として心得るべきところが出来ていなかった
- 自分の少しの努力であの人は悪く思われなかった
など、少しづつでも自分の努力できることを努力して行けば相手も、自分の悪いところは伝えられたところなので、
「部下も部下で自分の至らないところを認めているんだな」
と認識してくれたりします。
今後の関係改善も含めて実行に移してみることが、相手との関係性にも会社の雰囲気にも良い影響になります。
努力してみて下さい!