
「こいつ何回言っても覚えないな」
後輩が入れば何人かはそういう風に思う後輩もいると思います。
毎年一人ぐらいは大勢の新入社員を雇っている会社であればよくあることです。
何回も何回も仕事で同じことを教えていれば教える側もイライラしてきますよね。
つい口調も荒くなってしまいがちだと思います。
そういう物覚えの悪い後輩の直属の上司や教育係になった時に
- どうすれば忘れっぽい新入社員がどうすれば物覚えが良くなるのか
- しょうもないことでイライラしなくて済むのか
を紹介したいと思います。
これで忘れっぽく無くなるだけでなく、部下の仕事の効率も上がるので一石二鳥です!
それでは見ていきましょう!
1.何で忘れてしまうのか
(1)仕事の内容と目的を理解していない
忘れっぽい新入社員の特徴は、目の前の事をこなすのに必死なケースが多いです。
なので今、目の前のしている業務は何の為にしているのか?
何故しているのかを全く考えずにしているケースが多いです。

「言われるから覚える、言われたからする」
という感覚しかないので、あくまでその場しのぎという感覚が非常に多いでしょう。
流れで仕事を覚えてもらうもしくは説明してあげた方が効果的でしょう。
(2)自発性が無く常に受け身
①積極的にしていない・やらされている感がある
先程は、必死で考える余裕が無いケースが紹介されていましたが、こっちはそもそもやる気があまり無いケースです。
とりあえず就職出来たらという感覚で入社してきた新入社員であればやる気があまり無いケースもあります。
仕事自体の物覚えが悪いのも、

「勿論なんとなくできたらいいかな」

「給料さえもらえたらなんでもいいかな」
という程度なので本気で覚えようとはしていません。
②メモを取らない・要点を押さえてメモを取れていない
メモを取っていればたとえ後で見直さなくても書いているだけで、多少覚えることの出来るの可能性は上がります。
基本的にこういうタイプの人は自発性が無いのでメモを取ろうともしません。
また目の前のことに必死なタイプも、メモは取れているがメモを取ることに必死で内容を理解しながらメモを取れていないので要点を押さえれていません。
全くメモを取らないよりかはマシですが、あまり効果的とは言えないでしょう。
③質問をしてこない
やる気が無い積極的でないタイプはしっかり内容を聞いていないので気になるポイントや聞きたいところが出てこないので質問もしてきません。
というよりかは質問が湧いてきません。
やる気がないタイプは、勿論やる気がないから質問をしてこないのですが、たとえやる気があったとしても

「今説明されていることを自分がいつかしないといけない」
という主体性を持って話を聞いておらず、ただ一生懸命覚えようとしているだけでは覚えれたり、質問などは出てきません。
(3)集中できない原因がある
新入社員であればありがちですが、緊張しているもしくは怖い先輩がいたりするとそっちを警戒するのに必死で、教えてくれていることに集中できなくなります。
物覚えの悪い新入社員と懇談してみて環境が仕事しやすいか仕事が覚えやすいかを確認してみるのも大切です。
(4)記憶力が乏しい
根本的な問題ですが、その新入社員が物覚えが悪い時もあります。
採用の際には見抜けないような軽度のアスペルガー症候群やADHDの時だってあります。
ただ頭が悪い可能性もありますが、そういう身体的な障害がある可能性もあるので注意しましょう。
2.どうすれば仕事を覚えてくれるの?
(1)教えた内容をアウトプットする機会を作る
一番手っ取り早い方法がその日教えてもらった事を誰かに伝えないといけない機会を作ることです。
人に伝えたり、今日教えてもらったことを発表しないといけない機会があると必然的に「恥をかくのは嫌だから覚えよう」などアウトプットの機会があると覚えようと努力してくれます。
頻度的にも毎日アウトプットする機会を設けることがいいでしょう。
(2)集中できる環境を作ってあげる
①本人を褒める
そもそも積極的で無いことが問題なので、仕事に前向きに取り組めるような気持ちを作ってあげる必要があります。
まずは、自分が頑張るだけでこんなにも喜んでもらえる自分も会社の役に立っているという自己肯定感を養ってもらう必要があります。
なので馬鹿にしていると思われない程度で、物覚えの悪い新入社員を褒めて上げるのが得策です。
なるべくその人が努力したことや以前に比べて成長したこと、その人の特徴を褒めてあげて気持ちが前向きになる様にしてあげましょう。
②懇談してみる
もしかすると自分が物覚えの悪さに苛立ってきつめに当たって、恐怖感で仕事を憶えるどころの話では無いことだってあります。
まずは、一度物覚えの悪い子と一度懇談してみて、仕事に対しての姿勢や仕事しやすい環境下にあるかなど懇談してみましょう。
いろいろと聞き出してみて、あなたの可能な限りであれば環境を変えてあげる事も大切です
3.出来ない後輩にイライラしなくなる方法
(1)あまり期待しない
出来なくて当たり前という気持ちは持つようにしましょう。
普通の人の様に出来て当たり前と思っている内は、

「何で普通の人と同じように出来ないんだ」
という気持ちを湧かしやすくなります。
事実少し周りに比べて、現段階では劣等生なので温かい目で面倒を見てあげましょう。
4.これだけは忘れないで
(1)対応に差はつけないで
褒めてあげるという内容もありましたが、周りに見える様に褒めてあげてはその子だけをひいきしているようにも見えます。
また逆にその部下だけ冷たくするとその部下も今まで以上にぐれてしまいます。
退職するきっかけにもなりかねません。
対応に差はつけないようにしましょう。




