「新社会人と言えば同時に上京して一人暮らし!」
というイメージの新社会人になったから一人暮らしを始めるという方がよくおられますが、これはやめた方がいいです。
かなりの重荷を同時に請け負うことはどれだけ大変なことかいまいち想像もつかないと思うので分かりやすく解説していきたいと思います。
またどうしても一人暮らしをしないといけない方は別の方法を紹介するので見てくださいね。
目次1.実家暮らしが良い理由
(1)金銭の問題
(2)時間の有効活用
(1)金銭の問題
一番大きいのは金銭の問題です。
実家暮らしの時は、家に多少の金額を入れておけば、何の気にもしなかったことを気にするようになります。
例えば…
・家賃
・食費
・水道光熱費
・スマホ代
・日用雑貨代
・衣服美容代
など様々な事を気にするようになり、大体の生活費で13~15万程度使います。
仮にこれが新社会人の場合であれば、新社会人の平均月収が17万前後なのでかなり苦しい状態になります。
仕送りや最悪はキャッシングするケースも考えれるので金銭面はかなり苦しい現実的な問題があります。
また、食費であれば、自炊すれば栄養バランスのコントロールも出来ますが、大概のパターンで行けばコンビニやスーパーのお弁当で済ますパターンが多く健康的にも被害を及ぼしがちです。
唯一減るとするなら娯楽費は格段に減ります。
理由は簡単です。
そんなことに使うお金が無いからです。
かたや実家暮らしであれば家に入れる以外でお金が減るところがほとんどなく、好きなものに使ったり、結婚した時や先のことを考えて貯金しておくこともできます。
(2)時間の有効活用
一人暮らしをすれば自分の事は自分ですべてするという考え方から、家事や掃除などの維持管理も自分ですることになります。
以前まで趣味や自分の勉強のために使えていた時間が少なくとも家事で30分は奪われることになります。
これが毎日続けば年間で約180時間です。
これだけの時間があればもっといろんなことが出来ます。
実家暮らしであれば、家庭にもよりますが、専業主婦や家のどなたかが家事をこなしてくれるので自分にかかる負担はほぼ無かったと思います。
これをとっても時間も無駄にすることになりかねません。
(一人暮らしをすることで改めて両親に感謝することは出来ますけど。
2.一人暮らしでしか得れないものって何?
先程はやめておいた方がいい理由を紹介しましたが、もちろん一人暮らしでしか得れないことたくさんあります。
ここでは
「一人暮らしして良かった」
という部分の紹介をしたいと思います。
(1)通勤などがしやすい場所を選べる
先程は、一人暮らしと社会人を同時に始めることはかなり無謀という紹介をしましたが、忙しくて何も出来なくなるという事を見越して先に通勤時間の短縮や少しでも時間に余裕を持たせるために家の場所選びから考えることが出来ます。
実家が少し田舎の方にある方なら通勤に1時間以上かかるのが当たり前という方でも、会社から10分程度の場所に自宅を構えれば、行き帰り合わせると2時間近くが時間に余裕が出来ます。
「買い物に行くのがめんどくさい」
という人であれば、スーパーなどが密集している地区や生き返りの道中で店があるところを済む場所に選んだり、
「歩く距離を短くしたい」
という人であれば駅近で店を選ぶことも可能です。
(2)誰の気も使わなくて済む
家であれば、家族に合わせないといけないシーンが多くありますよね。
食事の時間や入浴の順番、家の中でテレワークをしている人がいればいつも以上に音の関係に気を使わないといけなくなりますよね。逆に自分がテレワークをする様な場合は家族の音がうっとうしく感じます。
また家族の誰かが友人や知人を家に招く際には、かぶったりしないようになどいろんなことを気にすると思いますが、今まで気にしていた部分を一人暮らしになると全く気にしなくても大丈夫になります。
そしてあんなことやそんなこともだれも気にせず出来ちゃうんです。
すべて自分の好きなタイミングに好きなように出来る様になります。
(3)自分好みの空間を作ること出来る
先程もありましたが、部屋に誰か招く時など、自分の部屋がある場合は良いですが、共有スペースなどしかない場合は、
もっとおしゃれな部屋に招きたいな
という事は誰しも思ったことはありますよね。
インテリアグッズや観葉植物を入れてみたり、ちょっとこっている人であればシアタールームを作って休日には映画を楽しんだり、バー風のカウンターを作ってみたりなど様々な工夫が出来るのも一人暮らしの魅力の一つです。
(4)家事スキルが身につく
母親がしている様な、掃除や食事など目に見えて分かることは簡単にやろうと思えばだれでも出来ると思いますが、家事は意外と奥深いもので、俗にいう名もなき家事という物がありこれが非常に労力として大きいです。
こういう誰もしない様な事が出来る様になると、母親が今までしてくれていたことの大きさや、結婚してから配偶者がどれだけのことをどういう手助けをしてあげたら喜ぶのかなども分かる様になります。
家事は簡単そうで、細かいことがたくさんあるので、様々な部分を含めるとかなりの労力があるので経験しておくのもいいでしょう。
(5)金銭管理が出来る様になる
収支管理をすべて自分でしていると自然と
「1月の食費にどれぐらいかかるな。消耗品の購入品にこれぐらいかかる」
など月間でどの程度のお金がかかるのかが分かる様になります。
全体的な収支管理が出来る様になると
「ここを節約しないといけないな」
「特売の日を狙って買わないと食費が勿体ない」
などいつの間にか、収支管理スキルと節約スキルが自然と身につきます。
2.1人暮らしをするタイミングは?
(1)新社会人になる時
(2)結婚するタイミング
(3)入社して数年たってから
人によっては、「お前まだ一人暮らししてないの?」と焦らされる事もありますが、気にすることはありません。
それが、結婚や先のことを考えて貯金しているのであればそれは自立する為の前ステップであって急ぎ足になる必要はありません。
ですが、両親などから一人暮らしをしてみてはという様な声があれば、それは対応した方がいいでしょう。
ですが、タイミングはしっかり考えましょう。
(1)新社会人になる時
「社会人になったから、一人暮らししてみたかったからしてみよう」
ではあまりに無謀です。
しかし、どれだけの労力と経費的な難しさを理解した上で対策を考えて一人暮らしに取り組めば決して不可能ではありません。
特に通勤などを重点的に気にすれば時間をたくさん生み出すことも出来ます。
家賃などを踏まえて考えてみましょう。
(2)結婚するタイミング
最近では長男でも、両親と同居しないケースもあり、夫婦二人の時間を大切にするために家を出るという時はありますが、これはもう一人暮らしではありませんがこのタイミングも一つでしょう。
(3)入社して数年たってから
社会人と一人暮らしを同時スタートさせるのは一度に重荷を背負いすぎです。
何度も一人暮らしを途中でやめる人を見てきた私から言わせると絶対やめた方がいいでしょう。
- お金がない
- 仕事を覚えたり慣れるのに必死
という環境の中にもう一つ難題を入れるのはあまりにもリスキーだからです。
せめて勤務年数が2.3年して貯金が出来てからや、仕事で余裕が出てきたら一人暮らしをしてもいいタイミングかも知れません。
以上が一人暮らしはやめた方がいい理由ですが、逆に家を出ると両親と合うことも格段になくなってしまいます。
家にいれる間は親孝行をしっかりしてあげたり、思い出を作ってあげることがその時の役割なのかなとも思うので考えてみてはいかがでしょうか?