退職したいと思っているからこのサイトを開いていると思いますが、
退職届はドラマの様にポンと出すものではありません。
勿論出したからと言ってすぐ辞めさせてもらえるわけでもなく、審議など様々なハードルがありますが、
変なタイミングで渡すと会社との関係性が角が立ってしまう様な形で退職してしまうことにもなりかねないので退職届を出すタイミングはすごく重要です。
今回は、如何に角が立たず円満に退職できるかそのためにはどの様な手筈を踏んでどの様なタイミングで渡せばいいかを紹介したいと思います。
それでは見ていきましょう。
1.まず落ち着いて‼

(1)退職届はテレビの様に出さない
テレビの様に

「こんな会社辞めてやる‼」
と言って退職願を部長社長の机にボンと置くのを皆さんもドラマか何かで見たことあると思いますが、こんな感じではありません。
勿論退職でもいろんなターンを踏んでいきます。
退職届をボンと出し、次の日から来ないという様な形で退社すると、あなたの請け負っていた業務や責任は誰が代わりをするのか即座に会社が混乱状態に陥ります。
更に気にかけていたり、面倒を見てくれていた上司などからすれば

「あいつどうしたのかな」
と心配させてしまい、何なら電話をかけてきたり、優しい上司であれば

「嫌なことがあれば俺が何とかしてやるぞ」
と同じ会社でまた頑張らせようともしてくるので、退社する真意が伝わらず、確実に角を立てまくった状態で退社することになるのでそれは辞めましょう。
(2)根回しが大事‼
そもそも退職届を出す以前に、それを直属の上司に相談する報告しておく方が確実に辞めることができます。
その時に使うのが退職願です。
まず退職届を出す前に退職願もしくは口頭にて「退職をするつもり」という事を伝えておく必要があります。
退職願が受理された段階で退職届を提出し退職するという流れになりますが、それまでに上司に退職することやその理由、いつ頃に辞めたいなどを明確にし伝えておかなければ、上司は辞められると困ることは目に見えているので、勿論しぶられます。
2.具体的な辞め方のポイント‼

(1)退職願から退職届までの流れ
①退職願提出or直属上司と退職について相談
この時に退職願への記載や直属の上司に相談しておいた方がいい内容として、
- 退職したいタイミング(年月日)
- 退職する理由
は確実に伝えておいた方がいいでしょう。
・退職したいタイミング
これは、退社したい時の一カ月前ぐらいに退職届を出すのがいいでしょう
就業規則で会社によってもっと厳しいところもありますが、民法上では14日以上開けて退職の意思を伝えれば体色は可能です。
余裕を見て1カ月程度あれば業務上の引継ぎなども問題なくできるでしょう。
更に退職願もしくは退職についての相談から審議されて返答されるのは長くても1カ月は掛かるので辞めたいタイミングの2カ月前には退職願などを提出しておくことが望ましいです。
・退職する理由
辞める理由についてはよっぽどの事がない限り何もありませんが、

「給与に不満があるので」
など会社の対応が悪いという風な辞める理由では、会社側も

「○○するので残ってくれないか」
という風に対策される可能性が高いです。
勿論ここまで育てた社員が簡単に辞めてしまっては会社としても損しか無いからです。
何とかして残れる方法を会社側も考えます。
分かりやすく辞めやすいのが自分の都合でというところです。
「どういう仕事をしてみたい」「体力的に難しい」など自分の都合に対する事であれば会社側もなんとも言えなくなります。
なので会社に不満があるという様な内容を辞める理由にするのは辞めましょう。
②上層部での退職の審査が終わるまで口外しない
自分が構ってほしかったり、いろんな人とと相談したい場合は別ですが、本当に退職したいのであれば、よっぽど信頼をおける人以外には退職する旨は伝えない方が良いです。
変に心配されて「一杯飲みに行って愚痴でも聞くよ」という風に慰めるような雰囲気で退職させない様に持っていこうとするので安易に話すのは辞めにくくなる元なのでやめましょう。
③審査が終わり退職が受理されれば退職届を提出して最後の期間を楽しむ
審査が終われば退職願を提出します。
その後の一カ月はいなくなることが分かっているので、皆もあなたとの別れを惜しみながら接してくれます。
今までお世話になった方もおられると思うので最後は感謝の気持ちで皆に接し、角の立たない最後の期間を大切に過ごしてくださいね