「えっ明らかに新入社員に今挨拶されずにスルーされた」
「えっ最近の子って挨拶しないの?」
という感じで最近社内に入ってくる新入社員が挨拶せずに
「どうしたものかな~、社会人として信じられないな~」
と思われる方も多くいるのではないでしょうか?
少し前までであれば挨拶何かは社会人として当然出来ていないとおかしいというレベルでしたが、格段に挨拶する子も減ってきています。
ですが、最近の新入社員は「ゆとり世代」や「さとり世代」とか言われていて、「甘やかされて育ってきたんだろう」という認識の人もいるかも知れませんが、それだけではないんです。
最近の子たちは何故挨拶をしないのかを理解すれば、挨拶をする様に仕込めるかもしれません‼
今回は
- 最近の新入社員は何故挨拶をしないのか?
- どうすれば挨拶をする様になるのか!
について紹介したいと思います。
1.なんで挨拶しないのか?
(1)性格的な問題
一番はやはり個人の問題が大きいでしょう。社会や環境の変化によって個人の性格の傾向も変わってきているので見ていきましょう!
①人見知り
一番は人見知りです。
SNSの普及で、LINE上のやり取りやツイッターなどで顔の見えない人との文章上でのやり取りは得意ですが、直接話すという事に抗体を持っていないので話した事が無い人に直接挨拶なども勿論したことが無いという状態でしょう。
更に最近の若者は、同年代や歳が近い人たちとの交流はとても大切にしたり、仲良くしている傾向はありますが、逆に歳が離れていたり歳が10個以上であるとどういう対応をしたらいいのか分からないのでパニックになってしまう事があります。
②プライドが高い
これはよく言われる「学生感覚が抜けていない」と言われているやつです。
確かに学生時代であれば、挨拶をするのが少し恥ずかしい感覚があったり、学生時代優位な立場やポジションにいれば下手に周りたくないという心理の人もいるようです。
恥ずかしいだけの人には、少し注意すれば挨拶をする様になりますが、下手に回りたくないという人に注意すれば変に反感を買う事にもなってしまうので放っておく事も一つです。
③緊張している、余裕がない
皆さんも経験したことがあると思いますが、新入社員の初め出しは廊下を歩いているだけでも緊張する子はします。
また、新しいことをどんどん覚えないといけない時期でもあるので、一日の流れや社内でのルールや暗黙のルールでさえ覚えないといけません。
緊張していたり、余裕がないととても視野が狭くなるので挨拶する余裕が無い時だってあります。
あなたとすれ違った時が余裕が無かった時なのかもしれません。
(2)その他
あえて挨拶をしない人も勿論います。
挨拶に必要性を感じていないケースもあります。
①挨拶の意味をよく分かっていない
そもそも挨拶をすることが目的ではありません。
挨拶は、今よりも明るく働きやすい職場の雰囲気づくりをする為の手段の一つという認識が大切です。
たかが挨拶ですが、挨拶一つで働きやすい職場になり、業績アップや企業のイメージアップにも繋がります。
また挨拶の印象も、相手方の営業などに行くと最初の挨拶をどう振舞うのか、謙虚に且つ堂々と話すことが出来るのかなどが見られています。
勿論会社の中でも先輩や上司に好印象を与えるのは勿論ですが、挙動不審であったりビジネスマナーがしっかりしていないと相手先にも警戒されてしまいます。
なので
- 社内の働きやすい雰囲気づくりの一助
- 自社以外でも通用する為の練習
という感覚を持って会社の中でも取り組む事を教えてあげないといけません。
⇒挨拶のする意味について詳しくはこっち‼
「新入社員が最初にするとウケが良い挨拶の仕方」
②挨拶がしにくい環境
これは私の会社であった事ですが、新入社員が私の後輩に挨拶をしていないところを見かけたので、
「挨拶した方がいいんじゃない?」
と伝えると
「挨拶しても帰ってこないのでしません」
という返答をされてしまいました。
よくよく聞いていると、挨拶して貰っても返さないだけでなく、挨拶をするとうっとうしい様な雰囲気を出す上司もいた様で、
新入社員だけを攻めるのではなく挨拶をしても帰ってこない会社の雰囲気を改善する必要もあります。
2.どうすれば挨拶するようになるの?
先程にもありましたが、たかが挨拶ですが、されど挨拶です。
自社以外に出ればまず見られるのが身だしなみとビジネスマナーです。
少しでも欠如していると対等にやり取りしてもらえない時もあります。
なのでビジネスマナーを仕込んであげることは仕事を覚えるよりも優先して仕込んであげる必要があるでしょう。
(1)まずは新入社員のお手本になってあげましょう!
先程もあった様に、挨拶は必須項目です!
何があっても自分の部下には出来る様になってもらわなければいけません。
ですが、頭ごなしに
「ちゃんと挨拶しろ!」
「挨拶も出来ない奴は仕事にも連れていけない」
という様な対応をして新入社員は挨拶が出来る様になるでしょうか?
実は、挨拶をしない新入社員に「挨拶をしろ」という言葉だけをかけて、新入社員の行動だけを求め続けると逆に拗ねてしまい、
「誰がするか」
とやらなくなる可能性もあります。
ここで一番大切な事は、ただ挨拶が出来る様になるだけでなく、挨拶の効果や必要性が理解できた上で挨拶をしていってもらわないとただ言葉だけで
「おつかれさまです」
とただの社交辞令で言っている様な雰囲気があれば、営業先などであればすぐにパスされてしまいます。
挨拶は相手への礼儀だけでなく敬意を示す行動でもあります。
そこを部下や新入社員には挨拶の必要性や意味合いをよく理解してから挨拶をしてもらわなければ意味がありません。
なので、新入社員は
「挨拶をするだけでこんなにも変わるんだ」
とあいさつの効果を感じ取ってもらってから、部下や新入社員が挨拶を自然とする様に仕向けなければいけません。
だからこそ、自分がまず気持ちよく挨拶をするところを新入社員や部下によく見せてあげることが大切です。
(2)仕事が出来る様になる前に一人前の社会人に育ててあげる!
①職場の環境を整える
新入社員が挨拶しても帰ってこなかったり、上司からも挨拶をしていないケースもあったりします。
また会社によって社内で声をかけにくい声を発しにくいという事もあるので、会話しやすい環境や挨拶しやすい空気間にしてあげることも大切です。
会話が多かったりコミュニケーションが多いと報連相なども自然な流れで出来るので連携を密に取ることもできます。
新入社員に求めることも大切ですが、まずは在籍している社員から挨拶をしたり、声を掛けやすくなる様な目標を課や部、会社で立ててみるのが良いです。
社内の生産性に繋がる第一歩なのでオススメします。
②マナー講習などの社内講習の場を設ける
先程の目標もありましたが、会社の中でビジネスマナー講師や研修を雇って実施してみるのも効果的です。
先輩や上司が挨拶をしっかりしていれば印象も良く新入社員も自然と挨拶をする雰囲気にもなります。
③自分から挨拶してあげることも大切
先程にもありましたが、まずは自分が挨拶をしていない子、新入社員に挨拶をしてあげる事が大切です。
自分がしっかり実践してから、新入社員に教えてあげましょう。
教えたり叱るのは自分が実施してから出ないと矛盾な先輩でしかありません。