「うわ~先輩が話しかけてきためんどくさいな~」
「休憩時間くらい休憩させてくれよ~」
と空いている時間やほんの隙間時間に良く行われる雑談ですが、休憩時間はしっかり休憩したいという人やコミュニケーションがあまり得意ではないという人であれば、極力雑談したくないというのが本音ですよね。
しかし、この雑談がただのコミュニケーションだけでなく仕事の内容にも影響してきたりするんです。
ここからは、職場での雑談がどの様に活きてくるのかどうすれば自信を持ってコミュニケーションが出来る様になるのかについて紹介したいと思います。
これさえ知っていれば職場での雑談を避けることも減り、職場でよりよい人間関係を築くことが出来るのでぜひ見て下さいね。
1.職場での雑談はどんな効果があるの?
「雑談なんかしたくないのに」
という人には雑談をするメリットが分かっていないと雑談なんかする気にもならないですよね。
まずは雑談をするメリットの紹介からしたいと思います。
(1)人間関係が良くなる
本当に何気ない話をいろんな人としているだけでいろんな人脈が出来ていくものです。
更に話した事が無い様な人でも話してみると意外と良い人だったり、職場の中では悪評の人でも話してみることで新たな一面を知る事が出来たりします。
さらに一度雑談などをしていると会社の中で同じPJになった時なども最初からフレンドリーに接してもらえたり、雑談効果恐るべしです。
更に人間関係で他の社員が悩む中で、いろんな人と雑談をしておけば人間関係で悩む事が無くなるので気持ちよく職場で仕事が出来る様になるでしょう。
(2)様々な分野の知識を得ることが出来る
喫煙所や社内に食堂があるなら食堂などで会話をしているといろんな人が集まってきます。
本来職場で自分と関係のある人とだけ接するように仕事をしていれば、話をする相手も最低限ですが、様々な集まるところに会話をしに行けば本来仕事をするだけでは話すことが出来ない人まで話すことが出来、更には普通では得れない情報まで得ることが出来る様になります。
自分の部署で困っている事や悩んでいることなどを相談してみたりすると全く違う角度の発想や提案をしてくれたり、幅広い人から情報を得れるようにしておくと思わぬメリットがあるものです。
(3)会社の人間関係が大体理解できる
上の情報は有益な情報が雑談では得れるという内容がありましたが、もちろん業務的な内容だけではありません。
職場であれば雑談の内容も愚痴の割合や人の話が多かったりします。
しかしこの会社の人間関係を把握しておくだけで、企画の通し方などの参考になったり、他社の営業の上手な通し方なども話し合われていることがあるので、会社の身ならず他社の情報までも得ることが出来るんです。
2.職場での雑談をしなかった場合の悪影響は?
逆にまったく雑談しなければどんな悪影響が出るのかも紹介しておきましょう!
(1)様々な誘いが来なくなる
雑談をしに行かなかったり、もしくは話しかけられた時に適当に流すことを繰り返していると、昼ごはんや飲み会などの誘いが無くなったりします。
中には会社の付き合いがうっとうしいからそういうのも無くなったら好都合という人もいますが、案外こういう付き合いに全く呼ばれないというのも寂しい物です。
更にこの様な付き合いを通じてより仲を深めていくというのが、よくあるパターンですが、人間関係を深めていくという事も人よりは出来ないでしょう。
(2)変に上司から心配される様になる
グループになって会話をしていたり、一緒に雑談や飲み会などをしている人が正当な育ち方をしているという風な認識を一世代前の社会人の方は思われている方が多いので、グループに入ってこない、付き合いが悪かったりすると何か心を病んでいるのか退職しようとしているのかなどよくわからない心配をしてきたりします。
という様に雑談をしなかったらしなかったで、まとわりついてくるデメリットももちろんあります。
ここからは雑談を積極的にしていこうという人には上手な雑談の仕方を、別に雑談しなくてもという人には、雑談しなくても済む職場での過ごし方を紹介したいと思います。
3.どうすれば上手く職場で雑談が出来る様になるの?
(1)聞く意識をしてみよう
聞くことに徹しましょう。
雑談をしようと思えばしようと思う程、喋ってしまいがちになりますが、意外と雑談を上手にしようと思えば逆なんです。
大事なことは相手が気持ちよく話せるようにうなづいたり、あいづちを入れて話しやすくしてあげたりすることです。
しかしここで気を付けなければいけないことはあいづちを入れているつもりで相手の話を纏めてしまってはいけません。
相手の話を纏めてしまうと相手がそれ以上しゃべれなくなってしまいます。気を付けましょう。
また雑談の上級者は相手がどんどん話したくなる様な質問をしたりします。
(2)自分の話す言葉は極力短く
雑談を盛り上げる上で大切な事は話している内容よりも、リズムを意識することです。
テンポよく相手との会話のキャッチボールをする事で気持ちの良い会話が出来るもの、ですが、この時に自分の話が長かったり、相手からしても切り上げにくい様にずるずる話されると非常にやりづらいです。
しかし上司の話が長かったり取り留めない場合でも変に止めては行けません。
あくまで自分が話す時は単的にはテンポよく答えるようにしましょう。
(3)普段から話すネタを探しておこう
少し雑談などをしていると相手が何に興味があって、何が好きなのかがなんとなくででも分かる様になってきます。
そこまで関係性を良くできれば後は普段から入ってくる情報を
「これあの人が好きなやつだ~」
「これあの先輩に話したら盛り上がりそうだな」
と普段から話すネタとしてストックしておきましょう。
これが出来る様になるとどんどん距離感も近づいていくので意識しましょう。
4.どうしても職場で雑談したくないという人には。
それでも職場とプライベートの関係性は分けたいという人は無理はしなくても大丈夫です。
確かに雑談をすることで得れることももちろんありますが、口数少なくても会社の中でやっていけている人は勿論いると思います。
雑談はちょっとという人には雑談せずに済む対処法を紹介します!
(1)休憩時間にすることを決めて、自分スイッチを入れる
休憩時間などは自分のスマホをチェックする時間や、ゲームをする時間などすることを決めておけば変に気を使って雑談しに行かないとという焦りを感じる必要もなくなります。
皆が雑談でリラックスするところを自分は自分のことをしてリラックスするというだけなので、違和感のある事ではありません。
またやる事をルーティン化していれば周りの人も
「あいつはこの時間はあれをしている」
という風に定着し、雑談をしに来ることもほとんどないでしょう。
違和感が無くなるのも時間の問題なのでしてみましょう。
(2)必要な報告事項などはしっかり伝えておく
雑談を全くせずに業務的な報告などを欠かしていると、上司からしても良く思われません。
業務的な報告が徹底できていなければ、雑談の会話の内容が自分の愚痴の時間になる可能性もあります。
業務的に上司に伝えておかないといけない事、相談、連絡などもしっかり漏れ落ち無くしておきましょう。
(3)話しかけられた時はちゃんと対応する
いくら雑談が嫌でも必要最低限の対応はしておきましょう。
会話や雑談が嫌なのは少し時間を一緒にすれば理解されますが、話しかけられた時は何か伝えたいことがあるから話しかけてくるという状況なので、この話しかけてきた時にそっけない対応をしてしまうと愚痴の元になってしまいます。
最低限聞かれたことは答える様にしておきましょう。
以 上