新入社員としては最初の難関歓迎会です。
お酒の席はいろんな事に気を配らないといけないという事は知っていても
「緊張しててそれどころじゃない」
という人や
「じゃあ何をしたらいいの?」
という風に詳しく知らない人も多いと思います。
新入社員としてはお店に入った瞬間から態度や気遣いを見られています。
入った瞬間からするべき仕事が決まっています。
難関でもありますが、ここで気が配れることを証明できれば、
「こいつは分かってるやつだな」と思う人もいます。
未だに、歓迎会や飲み会で気が配れる奴はできる奴という風に言われる文化もあります。
ここでさらに自己アピールが出来る良い機会という気持ちで取り組みましょう。
今回は歓迎会飲み会のマナーについて教えたいと思います。
1.お礼は3回はしよう
勿論、歓迎会は新入社員の入社を祝い、社員と交流する為の会合で、新入社員の為に催してもらっていることです。
会社の行事だからと当たり前の顔をしてはいけません。
まず、幹事の方や一番立場の人、周囲の方には必ず催してもらった事に対してお礼をいいましょう。
又歓迎会のプログラムの中に一言の時間があるなら必ずお礼を言うべきです。
ここは人として押さえておきたいポイントです。
また歓迎会翌日以降にも出席していた方にお礼の言葉を伝えておくことも大切です。
なので基本的には
・歓迎会序盤もしくは始まる前
・歓迎会終わり頃終わってから
・翌日
の3回お礼を伝えた方がいいでしょう。くどいようですが、これぐらいが適正です。
少し内容からは外れますが、歓迎会はおごってもらう場合がほとんどです。
だからと言って初めからおごってもらう姿勢でいてはいけません。
お金を出す姿勢を出す事は当たり前と思っていないという意思表示にもなります。
「私も出します」という姿勢は必要です。
2.座席に着いたら背広を預かろう
早速お店に入ってからの流れですが、そのまま席に座って何もしないのだけはNGです。
「新入社員なのに何もしないのか」とも思われ、周囲の方々に態度が大きく、気の利かない印象を与えます。
上司や先輩の背広を素早く預かりハンガーにかけましょう。
背広を脱ぐタイミングをチェックして素早く実行しましょう。
3.新人は「下座」に座ろう
基本的に入口から一番近い席が下座になります。
反対に入口から一番遠い席を上座といいます。
この席は一番年長者の方や、役職者の方が座る席なので座る席には注意しましょう。
稀にですが、歓迎会では「主役だから」と言って上座を進められる事もありますが、一番下のものという事を忘れず一度は遠慮しましょう。
それだけで「宴会について心得ている」と捉える人もいます。それでも進められ場合は低い姿勢で上座につきましょう。
4.ついでもらうグラスは両手で持とう
これは私も歓迎会でやらかしたことです。
飲み会好きの上司などはこういうところが非常に厳しいです。
私も片手でグラスを持ち乾杯させていただくと、
「年下なら乾杯していただいているという姿勢がないとダメだろ」
と歓迎会で早速怒られました。
片手でグラスは持たないようにしましょう。
相手に対して偉そうな態度を取っているような印象を与えてしまいます。
目上の方からお酌をしてもらうときは必ず両手でグラスを持ちましょう。
5.乾杯の時はグラスの位置を低く
目上の方より低い位置でとどめておきます。
仲間同士の飲み会などなら「そんなこと意識したことなかった」という人もいると思いますが、これをするだけで常識のある人という認識をされます。
また乾杯する際には、先輩や上司のグラスや箸などを手配するのは新入社員や一番下の者の役割です。
自分にはグラスがあるのに先輩は持っていないということは避けましょう。
乾杯をしたら一口飲んでからグラスを置くようにします。
飲めない人も形だけはしましょう。
6.目上の方が食べ始めてから食事に手を伸ばそう
目上の方が食べ始めたら食べてもいい合図です。
逆に全く上司が手を付けなければ「お先に頂戴しても宜しいでしょうか」と確認して了承が得れれば戴きましょう。
※よほどのことがない限りありませんが。
食事の最中上司や先輩が話しかけてきたらいったん箸をおいて話をする聞くことに専念しましょう。
7.上司・先輩のグラスが空になったらお酌を
上司や先輩のグラスが空いてきたら新入社員の出番で、お酌する順番は一番目上の方になります。
相手の近くにあるお酒を手に取って両手で丁寧に注ぎましょう。
お酒は相手のびんはラベルを上に向け、瓶の口をグラスにつけないように注げば気が聞くという印象です。
この時の声かけが最初の挨拶になる人もいると思います。
まず「○○さん○○ですよろしくお願いします。」
と挨拶してから「ビール飲まれますか?」「何か飲まれますか?」と聞くのがいいでしょう。中にはビールやお酒が苦手な人もいます。
勝手に注ぐのはご法度です。
何を飲むか確認してからするのがいいでしょう。
8.言葉使いは丁寧なままで
歓迎会を行う時期は、まだ相手との信頼関係が構築できていませんので言葉使いには細心の注意を払いましょう。
自然と出てしまう若者言葉や崩れた言葉がつい出てしまう人も多いのではないでしょうか。
あらかじめ基本的な敬語などは勉強しておきましょう。
9.自己アピールには要注意
歓迎会は人間性を知ってもらう会なので積極的なアピールが必要ですが、アピールしてはいけないのが過去にやってしまった悪いことです。
自分を大きく見せたいがために昔悪だったとか遊び人だたと自慢のように語る人がいますが、歓迎会でやってはいけません。
あなたの信用に影響します。
自己紹介の時間があるなら多少砕けた自己紹介でもいいでしょう。
気になる方はここをクリック‼⇒「新入社員が最初にするとウケが良い挨拶の仕方」
10.最後に席を後にしよう
お店を出るときは上司や先輩よりも先に出てはいけません。
必ず上司と先輩が席を立ったのを確認し、最後に出ます。
座席に忘れ物がないか落し物がないかチェックして出るようにしましょう。
以上が歓迎会のマナーです。
細かい内容もあって気配りが大変ですが、これは私が感じることですが、飲み会で気配りの出来る人は非常に好かれているようにも感じます。
まずは社内で好印象な新人を目指して頑張りましょう。